2013年3月4日(月)

第47回工嶺祭 DVD販売

本日、第47回工嶺祭のDVD販売が終了しました。
DVDを買ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

さて、わざわざ映像制作部の活動報告を読みにいらしたくらいですから、相当、映作の活動実態を知りたい方とお見受けしました。
いいでしょう、お教えします。
ただ、直接口に出さずとも、そこらじゅうにボロが出ていますがね。
たとえば、今年の工嶺祭DVD。ディスク内のファイルの更新日時をご覧ください。
DISC1 2月26日 5:51
DISC3 2月26日 7:19
DISC2 2月27日 15:51
DISC4 2月28日 1:00
DISC4の更新日時を見ると、販売日が分かる。これ映作の豆知識ですから覚えておきましょう。
ちなみに、もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この更新日時はISO化、すなわちDVDイメージ.isoの作成が完了した時刻であって、ディスクに書き込んだ時刻ではありません。
数百枚のディスクへの書き込みはこの時刻の後に始まるのです。
さあ、もうお気づきで無かった方も、Burn、バーン、ばーんとか言いながら深夜テンションでディスクを焼いている哀れな映作部員の姿が想像できましたね。

来年こそは、先ほどの何の役にも立たない豆知識が使い物にならないように、更新日時の改竄とかしてやりますよ!


さて、自分は1年の時から毎年工嶺祭DVDの制作にかかわってきたので、今年で4回目になります。
毎年、学年末販売で後が無いので、なんとか間に合うようにヒィヒィ言いながら作ってますが、昨年は特にやばかった。どのくらいやばかったかというと、出さないと再試行きが決定する救済レポートを放置したくらいやばかった。昨年初挑戦したISO化は結構大変で、DVDメニューのデザインしたり、チャプターマーカー付けたり、爆音になってるところにキーフレーム打ったりと、とにかくあらゆるところに気を回す必要があり、苦戦しました。
今年は、H野くんが大体ISO化をやってくれたおかげで、通常の4枚組のDVDは少し余裕を持って完成させられたのですが、今年初めての試みとして作成したDISC4のBlu-ray版は販売日の昼に完成しました。間に合ってないし。
あくまで無料の予約特典ですから、購入者の方々にもお許しいただけたと思っていますが、Blu-rayはちょっとこりごりですね。
画質厨なのでBlu-rayが嫌いなわけではないのですが、ディスク1枚のエンコード・ISO化に半日もかかるのはスリリングな映作に不向きですし、時間をかけてエンコードしたのにもかかわらずスローにした部分がカクつく謎の現象が発生して、仕上がりもちょっと残念だし。
そして何よりBlu-rayは普及率が低く、人気が無いのです。
今年の予約特典はBlu-rayと、HDのmp4を収録したPCでしか再生できないDVDの2つから選べるようにしたのですが、結果はBD:mp4=19:39とmp4の圧勝でした。

とまあ、Blu-rayの悪口ばかり書いてますが、mp4版の制作も結構問題多発してたんですよ。
mp4作成時に一番の失敗したことは、いつものアニメエンコの設定を使ってしまったことですね。
アニメは基本的に23.976fpsでエンコードされますが、十分ぬるぬる動きます。
というわけで容量削減のためにと、元が29.97fpsの動画を23.976fpsに落としたのですが、結果として出力された動画は、明らかに、アニメより、カクカク。
フレームレート(fps)はそっとしておくべきものだったようです。
さらに、後で分かったことですが、フレームを間引いても大してサイズは変わらないのです。
その新事実に追い討ちをかけたのが、実写はアニメよりもサイズが大きくなるということ。
アニメ24分が200MBだから、HD画質でも余裕でDVDに収まるだろうと思っていたら、思いの外かつかつ。
さらにさらに、ここまでの試行錯誤に時間を使いすぎて、販売まで、エンコードするビデオの尺×2ぐらいの猶予しかない!
結局、いつものお気に入りのエンコ設定を捨てて、妥協に妥協を重ねたのは言うまでもありません。画質厨としては悔しい限りです。

画質厨としてのこだわりがHD版予約特典の制作を宣言させたはずなのですが、結局は自分で自分の首を絞める結果となりました。

…こう振り返って見ると、4年間もやっているのにあまり進歩してないですね。
結局のところ、このぎりぎりでスリリングな状況が楽しくてしょうがないのかもしれません。


最後に、映作の中の人たちへ。
販売の4日前くらいまで余裕かましてましたが、結局ご覧の有様です。
本当に申し訳なく思っています。
ですから、どんな言葉で罵倒していただいても一向に構いません。が、「クズ死ね」とか言われてもクズには全く効きませんのでご注意を。
むしろ「クズ~」とか言われるとうれしいくらいです。
人に対して「クズ」なんて言えるのはクズだけですからね。
仲間を見つけられて、テンションUP↑↑なのです。

さあ、なんか言ってみやがってください。